2014年度 第7回 月例セミナー

<大規模機密漏えいリスクへの対処を考えるパネルディスカッション>

2015年01月23日開催

講演概要

情報セキュリティ対策が官民を挙げて取り組まれている現在にあって、今年、大規模な機密漏えい事案が発生してしまいました。技術的にみると最新のデバイスに対する対策漏れという新しい面もありますが、情報セキュリティマネジメントの観点からは「10年前と全く変わっていない」という厳しい意見が寄せられています。そこで、IT技術、セキュリティマネジメント、営業機密法務の第一線で活躍される実務家の皆様に、この事案を分析して頂き、情報セキュリティマネジメントについて、再度、考えてみたいと思います。

セミナーレポート

パネリスト

株式会社ディアイティ
青嶋 信仁 氏

綜合警備保障株式会社
干場 久仁雄 氏

べーカー&マッケンジー
法律事務所(外国法共同事業)
松本 慶 氏

モデレーター
日本セキュリティ監査協会 永宮 直史

 

第7回月例セミナーは、青嶋氏、干場氏、松本氏の3名をお招きし、「大規模機密漏えいリスクへの対処を考える」をテーマに、パネルディスカッション形式でご講演を頂きました。

青嶋氏はフォレンジックスにも詳しい情報セキュリティ技術の面から、干場氏は警備の観点から、そして松本氏は法律のという各々異なった観点から、リスクとその対策についてご意見を頂きました。想定リスクを的確にとらえること、人の管理(ログを含め、人の行動を目で確認すること)を適切にすること、予兆を適切にとらえること、専門的な知識を保有・第三者の立場にある専門家の活用、迅速な対応、事前対策(シナリオ、ガイドライン)、自分の環境の的確な認識と環境にあった対策になど、を中心に各氏が具体的な内容を述べ、示唆に富んだものとなりました。また、会場からも閉会間際まで質問が続き、熱心な討議が行われました。

当日の参加人数は51名です。

講演資料

講演資料は下記からダウンロードできます。(JASA会員/CAIS・QISEIA資格者のみ。ログインが必要です)

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