2016年度 第3回 月例セミナー

<情報セキュリティの最前線を探る 〜米国BlackHatとDEF CONより〜>

2016年08月31日開催

講演概要

毎年夏にハッカー達がラスベガスに集っているのをご存じでしょうか?もともとはそんな彼らのオフ会として始まったDEF CONでは、CTFを初めてとして様々な競技や新しい試みが開催されています。また同時期に開催されるBlackHatでは、最新のセキュリティの研究成果が発表されます。
今年夏に開催された2つのイベントを通して、情報セキュリティの今を紹介いたします。

講師


株式会社ディアイティ
セキュリティサービス事業部主席研究員
SECCON実行委員会 副実行委員長

寺島 崇幸 氏

セミナーレポート

第3回月例セミナーは、株式会社ディアイティ 寺島 崇幸氏をお招きし、「情報セキュリティの最前線を探る」をテーマに、ご講演を頂きました。

今回は、情報セキュリティの最先端の情報交流の場として世界的に知られているBlack HatとDEF CONの紹介をお願いしました。講師の寺島さん(通称、Tessy)は、自己紹介を通じ、情報セキュリティ業界に入ってから脆弱性情報の分析を通じて、一次情報の重要性を認識し、直接、海外に情報収集をしていくかれたことが契機であったと話されました。その延長でハッカーの競技であるCTFに参加し、2011年からDEF CONに参加されたこと、また、日本でのCTFの実現に努力したことを踏まえて、日本のCTFの現状を紹介されました。CTFの内容、実際に参加したBlack Hatで行われているHackerたちの行動や多様なトピックス、そして、DEF CONとの相違など、情報交流の場の特徴を含めて、米国の最先端の状況を、ユーモアを交えて紹介をされました。そして、日本から情報発信の場を作ろうとしていること、それへの参加・協力の呼びかけで講演を終了しました。

当日の参加人数は81名です。講演終了後のQ&Aにおいても、具体的な質問が出され、熱心な討議が行われました。

講演資料

講演資料は下記からダウンロードできます。(JASA会員/CAIS・QISEIA資格者のみ。ログインが必要です)

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